認可(認証)保育所・第三者評価Q&A -サービスの質の向上のために-㉘ 【訪問調査】

Q28.訪問調査での流れと内容を詳しく教えてください。

A28.訪問調査で「実施すること」・「効率的に進めるために弊社で工夫していること」を記します。

①オリエンテーション
訪問調査の当日、認可保育所・認証保育所の関係者と顔合わせをし、訪問調査のスケジュールを説明し、打ち合わせをします。
事前(訪問調査の1週間くらい前)にお邪魔する調査員の名前や資格、準備しておいていただきたい書類・資料、具体的なタイムスケジュールを記載した文書をメール・FAXなどで送信しておりますので、前もってご確認ください。

②園内の見学
実際の設備や保育の様子を見学し、必要に応じてこちらから質問をします。ご担当の方が説明する内容だけではなく、子どもや職員の様子(表情や言葉かけ)なども拝見しています。事務室では業務の様子や書類の保管・整備状況、備品の管理状況なども確認します。分園が設置されている場合には、そちらも本園と同様に見学をさせていただきます。

③書類・資料などの確認
児童票や発達の経過記録などの記録や会議議事録、研修報告書、事故報告書、マニュアル類などの書類を確認します。この資料確認と④のインタビュー作業によって、標準項目の実施状況の大半を確認することができます。
資料確認を通じて、インタビューの際に質問することの整理と確認をしています。

④経営層などへのインタビュー
事前分析で把握したことに関して、実際の状況を確認するために認可保育所・認証保育所の経営層(園長・副園長・主任保育士など)にインタビューを行います。保健・給食など確認内容に応じて、看護師や栄養士など専門職の方にもお話を伺うことがあります。
質問は主に②の見学と③の資料確認で確認ができなかった事柄について聞いていきます。

以上の作業を通じて全ての標準項目について確認ができたところで訪問調査は終了となります。当日は終了後の講評などはありません。
我々調査員は、訪問調査で得られた情報を基に合議を経て、後日評価結果報告書を作成します。

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