東日本大震災の被害の中でも痛ましく記憶に残る日和幼稚園の園バスによる園児の死亡事件、今月12月3日に和解のニュースが報じられました。
子どもを預かる側が何をしなければならないのか、この事件ほど痛烈に教えてくれるものはありません。
裁判所も通常の和解ではつけない「前文」を付け、この犠牲に私たちがどう報いるかを語っています。
つまり、重大な結果を風化させてはいけない、防災マニュアルの充実と周知徹底、避難訓練の実施や職員の防災意識の向上などをはっきりと伝えています。
幼い命を預かる立場の方は、どうぞおざなりの防災訓練などせず、魂をこめた訓練をなさってください。もし、訓練のための訓練に成り下がっている訓練でよしとされるなら、日和幼稚園の幼い命のことを思い出していただきたいと思います。