Q13.文字を読むのが難しかったり、聴こえが難しい人にはどのように質問するのですか?
A13.聞き取りをする際に調査員はただ質問文を読み上げるのではなく、できるだけ利用者さんに馴染みのある言葉を使って質問をするようにしています。従って、聞き取り調査を実施する前にそのグループホームの職員と十分に打ち合わせをし、「そこの事業所で使っている言葉」を的確に把握するようにしています(例えば、日常的に利用者を支援している人のことを「職員」と言うか、「世話人」と言うか、はたまた「支援員」と言うかは、それぞれのグループホームによって様々です)。どうぞ調査を実施する際にはご面倒かもしれませんが、打ち合わせへのご協力をお願いいたします。
聴こえが難しい人の場合は、筆談やコミュニケーションボード等を使っての対応が可能です。利用者本人に分かりやすいことが一番ですので、普段使っているホワイトボードや機材などがあれば、それを借りて調査を進めています。そのような物がなくても調査員自身が持ち込んだ物で筆談などをすることができます。また、弊社ではスマートフォンのコミュニケーション支援アプリを使用している調査員もいます。
なるべく多くの利用者さんから意見を伺えるよう、調査員も研鑽を積むようにしています。