理念と現実

第三者評価の原点は、法人の理念の実現に向けてどんな努力をしているのか? です。評価者になろうという人は、最初にこれを叩き込まれます。評価者になった人も、必ずこの原点に戻るように心がけます。

この間までNHKで三木清を特集した番組がありました。いい大人になって三木清もないよな~など思いつつ番組を見ていましたが、見事にはまりました。大人にならないとわからないってことあるんだよと若者にドヤ顔しそうです。

解説者も語っていました。指し示す「指」を見るのではなく、その彼方にあるものを見るのだと。そして「理想こそが現実を変える」との三木の言葉に、現実が変わらないのは理想を語らなくなったからだと気づかされたり。

法人の理念はその多くが「理想」を語っています。やさぐれた時など、それって絵にかいた餅だよね?などと言いたくなるようなものが多いです。
でも、もし現状を変えたいと思ったら戻るところはここしかないのではないでしょうか?
そんな思いでそれぞれのご法人の「理念」と、スタッフの方の努力をしっかりと拝見したいと思っています。(新米評価員)

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