東日本大震災津波犠牲職員状況調査報告書「大槌町役場職員」~記録することについて

辛いこと、至らなかったこと、間違ってしまったこと、思い出したくないことは数多あります。

ましてや人が亡くなったことなど尚更のことですが、岩手県の大槌町がそんな体験を二度と起こらないよう記録と教訓を後世に残すと、報告書を公表しました。

大槌町HP→https://www.town.otsuchi.iwate.jp/gyosei/docs/438744.html

報告書はホームページから申し込むか、もしくはPDFで閲覧できるようにしてくれています。

購入の場合は、1冊700円。申し込み後、郵便振り込み票が送られてきますので入金後郵送してくれます。

先日購入手続きをした報告書が届きました。報告書では職員の名前は実名で記されています。実名というのはかくも存在の重さを感じさせる力があるのかと思いました。
100ページ余りの報告書の重さは質量を超えた存在となっています。

記録すること、伝えること、そして祈ること。その繋がりを考えながら報告書を読んでみました。

言語を絶する経験をされた方が、さらに振り返ることに挑んだ報告書です。この報告を役に立たせるかどうかは生きている私達の課題です。

BCPや防災担当の方はもちろん、一人でも多くの方の目に触れることを願っています。(Y)

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